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体力テスト

3/20
雨の翌日、イガグリパイセンのお供に初ヤタノカガミ。
バラしてみると後半は問題なさそう。これは!と思いテンション上がるも、前半パートが全くできん!あーだこーだやってるうちに、すっかり体力使い切ってこりゃダメだ。でも、前半は慣れればなんとかなりそう。しばらくは通勤決定。
イガちゃんは日暮れ間際に、指皮裂けつつも登ってた。さすが。フィジカル強い人と登ると、トレーニングのヒントを得られて良い。



4/15
パッションやったり、他の課題にちょっかい出したり、ホールド交換やらなんやらで、結局1ヶ月ほど空いてしまった。もうムーブの詳細おぼろげ。
結果、全然ダメ。ムーブのおさらいと固めで終了。でも、前半パートは攻略したし、次回は!と期待しつつも朝練終了。上腕二頭筋が痛い。筋トレが足らんな。




4/26
この日は定休日で、しかも午前は気温低い!ワクワクしながら現地へ。
フリクションもよく、指皮もしまっていい感じ。ムーブ確認して、早速つなげに入る。も、下からつなげるとなかなかにヨレる。ちょっとやさしめかなーなんて思ってたけど、確かにカチ取りが確率悪く、取れてもヨレてくるとトーフックの効きが甘くなる。3回目くらいのトーフックで、あっけなく指皮ザックリ。止まらない血と涙。
 


5/4
新店舗の工事も始まり、岩登りどころではないけど、気になって仕方ない。寝なきゃいいじゃん、と、また閉店後にナイト。
真っ暗な東屋のフィンガーボードでアップ。アプローチ間違えて、1時間ほど虫や野生動物と戯れて岩到着、登攀開始。
今日はなんだか体が軽い。1トライ目で完登の予感。が、カチ取りミス、ヒールミスなどで、イライラMAX。結局かなり体力消耗。指皮も限界。これはまずいパターンだと思い大レスト。しっかり休んで、指皮も整えてラストトライ。時刻はすでに0時前!
 
ギリギリだった。
トレーニング効果も感じたけど、指皮の整え方や体のコンディショニングが少しだけ上手くなった気がする。スポーツのベテラン選手が若手に勝てるのは、そういう細かい事の積み重ねなんだと勝手に感じた。もっと岩登りが上手くなりたい。

かなり嬉しかったし、なかなかの達成感も得た。登れなかった日も、トライ後の帰り道では毎回「楽しかったなー」と充実感を味わっていた。ただ、「挑戦」はしてない。耐久テストに合格しただけに過ぎない。平たく言えば、出来そうなことをやっただけ。

文句のつけようもない名作課題だとは思う。謙遜でも不必要なほどの俯瞰でもないのだけど、自分にとっては、価値のあるクライミングだったとは言い難い。パッションは違った。自分には無理だと思えた課題に諦めずに挑み続けられた。


あといくつくらい、そんな岩に出会えるだろうか。